分断されるアメリカ 2016 10 30

 今、アメリカ大統領選挙の最中にありますが、
クリントン候補が勝ってもトランプ候補が勝っても、
アメリカは分断されるでしょう。
 リベラルなアメリカでもなく、保守のアメリカでもなく、
中道右寄りの政治姿勢でなければ、
アメリカをまとめることはできないでしょう。
古き良きアメリカは、どこか遠いところへ行ってしまった。
 クリントン候補もトランプ候補も、
お互いを非難することに夢中になっていますが、
「オバマ政権とは、アメリカに何をもたらしたのか」を考えなければならないのです。
 大統領は「全知全能の神」ではありませんから、
どんな政権でも、長所・短所はあったはずです。
 それを点検しなければ、新政権は始まらないのです。
このままでは、新政権は、長所だけでなく、短所や欠点までも引き継いでしまうでしょう。

謝罪外交 2013 8 18

書名 いつまでもアメリカが守ってくれると思うなよ
著者 古森 義久  幻冬舎新書

「謝罪外交を繰り返すオバマ政権」
 これは、この本では、43ページから始まる、
「オバマの謝罪外交」というところを読めば、
そう思いたくなるでしょう。
 確かに、ここに掲載された一連の演説を読めば、
共和党が、オバマ氏の演説を、
「謝罪外交」とか「謝罪の旅」(外国訪問)と非難する理由があります。
 著者によれば、オバマ氏は、
アメリカの従来の「あり方」には、
むしろ批判をぶつけることが多いという。
 アメリカの超大国としての実績でさえも、
あえてミスや欠陥を指摘して、
事実上の謝罪をするという傾向がちらつくのだと指摘します。
 これは、よく言えば、「謙虚である」と言えるでしょうが、
悪く言えば、「自虐的」と言えるでしょう。
 謝罪外交といえば、日本政府の「お家芸」でしたが、
時には、オバマ氏の方が、それを上回り、
日本人としては、びっくりでしょう。
 もしかすると、日本人は怒るかもしれません。
「日本の『お家芸』をオバマ氏に奪われてしまった」と。
これを「生きがい」している日本の政治家もいるからです。
 もう少し、この本から引用しましょう。
「軍事力を忌避し、軍事力の効用を認めたがらないオバマ大統領」
 オバマ大統領は、そもそも軍事力が嫌いだ。
アメリカの国政レベルでは、そんな認識がよく語られる。
これは、保守派だけからの評価ではない。
与党の民主党側にも浸透した認識だと言える。
(引用、以上)






























































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